薪ストーブを安全に永く使用し続けるために。また、使用状況を確認するために。1年に1回の煙突掃除を行いましょう。でも実際はキチントした温度管理で、シッカリ乾燥した薪を使っていれば、特に問題にはなりませんが。問題ない事の確認のためにも掃除をしよう。
注意点!!
煙突掃除は屋根上での高所作業となるため、無理は禁物!!
業者へ依頼をすれば、煙突掃除だけではなく、使用状況・劣化・歪み等の確認とアドバイスもしてくれます。
拙宅は煙突掃除を行い易い設計で、人に説明するには自分で経験が必要。加えて、出費を抑えるため自分で作業をしています。
他に、作業は2人以上で行う。もしも何かあった時1人では危険。
当然、雨や朝露で屋根面が濡れている時は作業を避ける!
業者へ依頼をすれば、煙突掃除だけではなく、使用状況・劣化・歪み等の確認とアドバイスもしてくれます。
拙宅は煙突掃除を行い易い設計で、人に説明するには自分で経験が必要。加えて、出費を抑えるため自分で作業をしています。
他に、作業は2人以上で行う。もしも何かあった時1人では危険。
当然、雨や朝露で屋根面が濡れている時は作業を避ける!
いざ煙突掃除!
拙宅の場合の煙突掃除を説明します。
自己流もあるので、どんなものか?と参考程度にしてください。
自己流もあるので、どんなものか?と参考程度にしてください。
・必要な道具の準備
屋根へ上るための『脚立』、『煙突用ブラシ』、煙突カバー外すための『プラスドライバー』と、『やる気!』。
『脚立』は家によって高さが違いますが、拙宅は4段で大丈夫。
『煙突用ブラシ』は両側にロープが結ばれています。
『プラスドライバー』は磁石無しで大丈夫。ネジは錆びないステンレス製だから。
他にも「滑りにくい靴」「汚れてよい服装」「ヘルメット」「転落防止対策」などあった方がよし。
個人的には『やる気!』スイッチ入る迄が一番時間を要す・・
『脚立』は家によって高さが違いますが、拙宅は4段で大丈夫。
『煙突用ブラシ』は両側にロープが結ばれています。
『プラスドライバー』は磁石無しで大丈夫。ネジは錆びないステンレス製だから。
他にも「滑りにくい靴」「汚れてよい服装」「ヘルメット」「転落防止対策」などあった方がよし。
個人的には『やる気!』スイッチ入る迄が一番時間を要す・・
・屋根に上がる
拙宅の場合、こんな感じで屋根上へ行くことが出来ます。
だから脚立は4段で十分。
注意点にて書いた「煙突掃除を行い易い設計」の1つです。
他にも屋根を4寸勾配と緩い傾斜にしています。これ以上急勾配の屋根だと、私は足首痛くなって作業がし難い。
だから脚立は4段で十分。
注意点にて書いた「煙突掃除を行い易い設計」の1つです。
他にも屋根を4寸勾配と緩い傾斜にしています。これ以上急勾配の屋根だと、私は足首痛くなって作業がし難い。
・カバーを外す
拙宅の煙突トップはこんな感じ。
ネジで5カ所留まっています。
ドライバーで全部緩めたら、ネジを落とさない様に最後は「指」で回して外します。
外したネジは、服のポケットにしまいチャックをして管理。
ここでネジを落としたら・・やる気が一気に下がります・・
ネジで5カ所留まっています。
ドライバーで全部緩めたら、ネジを落とさない様に最後は「指」で回して外します。
外したネジは、服のポケットにしまいチャックをして管理。
ここでネジを落としたら・・やる気が一気に下がります・・
・ココで確認
カバーを外すと裏側には煤(すす)が付いているので、煙突用ブラシで軽く擦って落とします。
私はその場で落とすため、屋根面に煤が落ちますが、気にしない・・
そのうち雨で流れるでしょう。
そしてココで確認。
キチントした温度管理で、シッカリ乾燥した薪を使っていれば、煤はサラサラしていて簡単に落ちます。
ベタ付いている煤は、使用状況がよくないのだとか。1度もそんな煤は付いた事ないので、ストーブ屋さん情報です。
私はその場で落とすため、屋根面に煤が落ちますが、気にしない・・
そのうち雨で流れるでしょう。
そしてココで確認。
キチントした温度管理で、シッカリ乾燥した薪を使っていれば、煤はサラサラしていて簡単に落ちます。
ベタ付いている煤は、使用状況がよくないのだとか。1度もそんな煤は付いた事ないので、ストーブ屋さん情報です。
・網も掃除
小動物が入らない様に網があります。
これも外して、ブラシで煤を落とします。
カバーと網は、屋根上から落下させない様に注意!
私は掃除中、太陽光パネルに引っかけて置いておきます。
これも外して、ブラシで煤を落とします。
カバーと網は、屋根上から落下させない様に注意!
私は掃除中、太陽光パネルに引っかけて置いておきます。
・煙突内の掃除
両側にロープが結んである専用ブラシ。
ロープの片側を煙突内へ落とし。室内側から落としたロープを引っ張ってもらいます。
するとブラシも引っ張られて煙突内へズルズルと。
下までいったら、上に残っている側のロープを引っ張り、ブラシを引き上げます。
要は煙突内で、綱引きをするイメージ。
下~上、下~上、下~上、とブラシを3往復程度すれば終わり。
そしてココでも確認。
ブラシにベタ付いた煤は付いていないか?
煙突内にベタ付いた煤が残っていると、煙道火災の原因にもなるそうなので、不安なら業者へ確認を。
最後に網を戻して、カバーを固定して作業終了。
この時もネジは落とさないよう「指」を使って仮止めをし、ドライバーで締めすぎ注意の本締め。
ロープの片側を煙突内へ落とし。室内側から落としたロープを引っ張ってもらいます。
するとブラシも引っ張られて煙突内へズルズルと。
下までいったら、上に残っている側のロープを引っ張り、ブラシを引き上げます。
要は煙突内で、綱引きをするイメージ。
下~上、下~上、下~上、とブラシを3往復程度すれば終わり。
そしてココでも確認。
ブラシにベタ付いた煤は付いていないか?
煙突内にベタ付いた煤が残っていると、煙道火災の原因にもなるそうなので、不安なら業者へ確認を。
最後に網を戻して、カバーを固定して作業終了。
この時もネジは落とさないよう「指」を使って仮止めをし、ドライバーで締めすぎ注意の本締め。
・室内での作業
ブラシで綱引きしながら、室内では掃除機も可動させて煤やホコリを吸わせています。
この時、室内の換気扇が回っているとホコリが引っ張られるので止めておきましょう。
この時、室内の換気扇が回っているとホコリが引っ張られるので止めておきましょう。
・ストーブ本体も掃除
ストーブ内に残っている灰を取って、ガラス面を拭いて、周囲の掃除をして。
これで室内の作業も終了。
キレイナ状態になりました☆
2人体制だと、屋根上と室内で作業が同時進行できるから時短にもなります。
ブラシに竿を付ければ、一人でも煙突内の掃除はできますが。安全に早く作業するには、やはり2人で。
余談ですが、適正温度を超えた高温で薪を燃やしていると1年目で壊れてしまいます。
高温でバッフル板(ストーブ内の上部分。画像だと小さな穴が沢山ある部分)が歪んだり、最悪割れたり・・
実際に割れたバッフル板と歪んだストーブを見た事があります。
一番最初に書いた『キチントした温度管理で、シッカリ乾燥した薪を使っていれば、特に問題にはなりませんが。問題ない事の確認』をしないと、大事故になる恐れがあるので要注意です。
これで室内の作業も終了。
キレイナ状態になりました☆
2人体制だと、屋根上と室内で作業が同時進行できるから時短にもなります。
ブラシに竿を付ければ、一人でも煙突内の掃除はできますが。安全に早く作業するには、やはり2人で。
余談ですが、適正温度を超えた高温で薪を燃やしていると1年目で壊れてしまいます。
高温でバッフル板(ストーブ内の上部分。画像だと小さな穴が沢山ある部分)が歪んだり、最悪割れたり・・
実際に割れたバッフル板と歪んだストーブを見た事があります。
一番最初に書いた『キチントした温度管理で、シッカリ乾燥した薪を使っていれば、特に問題にはなりませんが。問題ない事の確認』をしないと、大事故になる恐れがあるので要注意です。
・オマケで
私は屋根上に上がったついでに『軒樋掃除』『屋根回りのクモの巣取り』『太陽光パネルの目視チェック』『屋根に当たっている木の剪定』も行います。
ここはストーブ業者さんだと、やっては貰えない。
ここはストーブ業者さんだと、やっては貰えない。
煙突掃除はいつするべきなのか?
オフシーズンの春から秋にかけて行うべきです。
シーズン到来の秋に実施。か、シーズン終わりの春に実施。が良いでしょう。
秋に実施だと、基本1年中ストーブを使いたい人向けです。夏でも朝晩少し冷えるな。といった時ストーブを気軽に使えます。
春に実施だと、オフシーズンはストーブをキレイな状態にしておけます。また、ストーブ内に灰が残っていると夏場の湿気を灰が吸って、ストーブ内が錆びやすい事も。だから梅雨時期など冷える時はエアコンで凌ぐ。
夏だと日中の炎天下作業は酷。夕方でも屋根面は熱い。早朝なら何とかなるか!?でも、早起きは・・。
という事で、私は毎年GW頃に実施をしています。
特に決まりはないので、やりたい時がやるべき時!?
シーズン到来の秋に実施。か、シーズン終わりの春に実施。が良いでしょう。
秋に実施だと、基本1年中ストーブを使いたい人向けです。夏でも朝晩少し冷えるな。といった時ストーブを気軽に使えます。
春に実施だと、オフシーズンはストーブをキレイな状態にしておけます。また、ストーブ内に灰が残っていると夏場の湿気を灰が吸って、ストーブ内が錆びやすい事も。だから梅雨時期など冷える時はエアコンで凌ぐ。
夏だと日中の炎天下作業は酷。夕方でも屋根面は熱い。早朝なら何とかなるか!?でも、早起きは・・。
という事で、私は毎年GW頃に実施をしています。
特に決まりはないので、やりたい時がやるべき時!?
最後に
薪ストーブのメンテナンスは、基本これだけ。
(永く使っていると扉回りのパッキン交換も必要ですが、拙宅は未だ交換した事ありません。)
言い換えれば煙突掃除は必要。
業者に任せるにしても安全に掃除がし易い建物の設計は大事です。
屋根は上がり易く、上がっても作業がし易い屋根勾配の方が安心・安全。
煙突は曲がってるより、本体からトップまで直線の方が煤も溜まり難くい。
ストーブ本体周囲の仕上もデザインだけではなく、法令や熱対策等を考慮する。
業者選定では依頼先によっては、煙突やネジが鉄です。ステンレスと違い弱いです。
薪ストーブの良さは体感すると手放せません。
ですが、設計・施工含めて正しい知識と経験がないと危険でもあります。
私は会社勤め時代含めると、十数棟の住宅に薪ストーブを計画しました。
家の中に『火』を入れる訳ですから、安全な設計と正しい知識で薪ストーブを楽しみましょう。
(永く使っていると扉回りのパッキン交換も必要ですが、拙宅は未だ交換した事ありません。)
言い換えれば煙突掃除は必要。
業者に任せるにしても安全に掃除がし易い建物の設計は大事です。
屋根は上がり易く、上がっても作業がし易い屋根勾配の方が安心・安全。
煙突は曲がってるより、本体からトップまで直線の方が煤も溜まり難くい。
ストーブ本体周囲の仕上もデザインだけではなく、法令や熱対策等を考慮する。
業者選定では依頼先によっては、煙突やネジが鉄です。ステンレスと違い弱いです。
薪ストーブの良さは体感すると手放せません。
ですが、設計・施工含めて正しい知識と経験がないと危険でもあります。
私は会社勤め時代含めると、十数棟の住宅に薪ストーブを計画しました。
家の中に『火』を入れる訳ですから、安全な設計と正しい知識で薪ストーブを楽しみましょう。