省エネ住宅と聞くと、光熱費があまりかからない住宅かと想像できます。
しかし一昔の家より、最近の家は十分断熱性も高く快適なのでは?だから、今は全て省エネ住宅とも思思うでしょう。
改正建築物省エネ法によって、建て主さんも具体的に内容を知って理解をする事にもなったので、簡単にまとめます。
そもそも、なぜ省エネ住宅が必要なのか?
国際的な異常気象等の問題に対して、パリ協定を踏まえた地球温暖化対策で、日本は2030年度の温室ガス削減目標を定めました。
その中の分野で『住宅・建築物』では、2013年度実績より2030年度はCO2排出量を40%削減する目標となっています。
その中の分野で『住宅・建築物』では、2013年度実績より2030年度はCO2排出量を40%削減する目標となっています。
それでは、私たちは具体的に何をしたらよいのか?
先に言うと、当方の住宅は省エネ基準を満たしたいるので、何も希望しなくとも目標達成しています。
BEIは0.85弱程度(一次エネルギー消費量等級5~6相当)、UA値は0.6前後(断熱等性能等級5相当)を標準仕様としているので、よく耳にするZEH基準相当となります。
実際は間取り等によっても変わりますし、コストを掛ければ性能を上げる事も出来ます。
※国土交通省の等級基準をリンクしておきます。
BEIは0.85弱程度(一次エネルギー消費量等級5~6相当)、UA値は0.6前後(断熱等性能等級5相当)を標準仕様としているので、よく耳にするZEH基準相当となります。
実際は間取り等によっても変わりますし、コストを掛ければ性能を上げる事も出来ます。
※国土交通省の等級基準をリンクしておきます。
設計者から建て主へ説明義務
住宅を新築する際、設計者は建て主に対して省エネ住宅にしたいか確認をします。
「省エネ住宅にしたいですか?」と聞かれたら「はい」と答えるでしょう。
ですが、場合(請負会社)によっては、省エネ住宅にするのに追加費用がかかります。
断熱性能を向上させたり、省エネ住宅か確認の計算等をする訳なので、基本仕様に含まれているか?オプションか?
色々と説明を受けて、建て主が判断します。
「省エネ住宅にしたいですか?」と聞かれたら「はい」と答えるでしょう。
ですが、場合(請負会社)によっては、省エネ住宅にするのに追加費用がかかります。
断熱性能を向上させたり、省エネ住宅か確認の計算等をする訳なので、基本仕様に含まれているか?オプションか?
色々と説明を受けて、建て主が判断します。
省エネ住宅にしたい場合
省エネ住宅にしたいとなったら、必要な図面作成と計算を行い基準達成しているか確認をします。
立地・間取り・建物形状等の要素によっても変わってくるので、ある程度プランが固まってから計算等を行います。
ここで注意したい点として、計算結果が省エネ住宅の基準に満たない場合もあります。
先程書いた通り、プランによって変わるからです。
その時は「こうにすれば省エネ基準達成できますよ」と、具体案も合わせて説明します。
ただし、ここでまた選択肢があります。
省エネ基準を達成したい時、具体案通りの変更が必要だとすると、仕様を良くする為に追加費用がかかる場合があります。
・追加費用がかかっても省エネ基準達成させたい。
・予算的に厳しいので諦める。
メリット・デメリット(費用面くらいです)の説明を受けて、建て主が決めます。
勿論、地球規模の壮大な目標もあり、光熱費を抑える事もでき、快適な住環境となるので、何とか省エネ基準達成させたいですが『ない袖は振れない』ですから、総合的に(例:システムキッチンのグレード下げて断熱へ費用をまわす等)考えましょう。
立地・間取り・建物形状等の要素によっても変わってくるので、ある程度プランが固まってから計算等を行います。
ここで注意したい点として、計算結果が省エネ住宅の基準に満たない場合もあります。
先程書いた通り、プランによって変わるからです。
その時は「こうにすれば省エネ基準達成できますよ」と、具体案も合わせて説明します。
ただし、ここでまた選択肢があります。
省エネ基準を達成したい時、具体案通りの変更が必要だとすると、仕様を良くする為に追加費用がかかる場合があります。
・追加費用がかかっても省エネ基準達成させたい。
・予算的に厳しいので諦める。
メリット・デメリット(費用面くらいです)の説明を受けて、建て主が決めます。
勿論、地球規模の壮大な目標もあり、光熱費を抑える事もでき、快適な住環境となるので、何とか省エネ基準達成させたいですが『ない袖は振れない』ですから、総合的に(例:システムキッチンのグレード下げて断熱へ費用をまわす等)考えましょう。
省エネ住宅の基準を達成するには?
具体的に定められている基準として3つあります。※新築で高崎市の場合
BEI(一次エネルギー消費性能)を1.0以下
あまり厳しい基準ではありません。
誘導基準(出来たらもう少し頑張って基準)で0.9以下なので、最低この誘導基準は満たしたいでしょう。
トップランナー基準(沢山建てている会社)は注文住宅で0.8以下となっています。※2024年度~
この数値は、太陽光パネルを設置すれば楽に下げる事ができます。
省エネでは限界があるので、創エネ効果ですね。
誘導基準(出来たらもう少し頑張って基準)で0.9以下なので、最低この誘導基準は満たしたいでしょう。
トップランナー基準(沢山建てている会社)は注文住宅で0.8以下となっています。※2024年度~
この数値は、太陽光パネルを設置すれば楽に下げる事ができます。
省エネでは限界があるので、創エネ効果ですね。
UA値(外皮平均熱貫流率)を0.87以下
建物外形や断熱性能で変ってきます。
特に『窓』の断熱性能と大きさで、大きく数値が変わってきます。
数値に拘るなら、窓を小さく少なくすれば楽に下げる事ができます。
ただし、戸建てなら大きな窓や、角部屋なら2カ所窓が欲しいところなので、全体のバランスが重要だと考えます。
特に『窓』の断熱性能と大きさで、大きく数値が変わってきます。
数値に拘るなら、窓を小さく少なくすれば楽に下げる事ができます。
ただし、戸建てなら大きな窓や、角部屋なら2カ所窓が欲しいところなので、全体のバランスが重要だと考えます。
ηAC値(冷房期の平均日射取得率)を3.0以下
窓の断熱性能で変ってきます。
冷房期の・・なので、夏場の窓です。
夏場は窓から暑い熱を沢山入れたくない。
数値に拘るなら、窓を小さく少なくすれば楽に下げる事ができます。
ここでも、戸建てなら大きな窓や、角部屋なら2カ所窓が欲しいところなので、全体のバランスが重要だと考えます。
また、冬場は太陽の熱を家の中に多く取り入れて暖かくしたいので、軒の出を工夫したりもしないと。
冷房期の・・なので、夏場の窓です。
夏場は窓から暑い熱を沢山入れたくない。
数値に拘るなら、窓を小さく少なくすれば楽に下げる事ができます。
ここでも、戸建てなら大きな窓や、角部屋なら2カ所窓が欲しいところなので、全体のバランスが重要だと考えます。
また、冬場は太陽の熱を家の中に多く取り入れて暖かくしたいので、軒の出を工夫したりもしないと。
省エネ住宅にしただけでは足りない
一つ心がけたいのは、省エネ住宅だから環境にやさしい。訳ではありません。
例えばハイブリッド車と旧車、どっちが環境にやさしいですか?
即答でハイブリッド車。でしょうが、製造過程を考えると古い車を永く大事に乗った方が良いです。
また、ハイブリッド車だからと言って徒歩圏内のコンビニへ何度も乗り回すのと、週末のみ近所を旧車で乗るのでも、相対的には旧車の方が良いです。
何が言いたいかというと、省エネ住宅だからと言って必要以上にエネルギーを使わない。
家族が居間にいる時、台所の電気付いていませんか?
お風呂に入っている時、脱衣場の電気消していますか?
寒いからといって、薄着なのに暖房温度上げてませんか?
暑い時は扇風機やサーキュレーターを有効に使っていますか?
玄関に風除室はありますか?(ないと出入りする度に外気の影響を受ける。ここは設計側ですが)
等々・・・
省エネ住宅だからこそ、冷暖房も効率的に効くので、生活習慣も節エネが必要です。
例えばハイブリッド車と旧車、どっちが環境にやさしいですか?
即答でハイブリッド車。でしょうが、製造過程を考えると古い車を永く大事に乗った方が良いです。
また、ハイブリッド車だからと言って徒歩圏内のコンビニへ何度も乗り回すのと、週末のみ近所を旧車で乗るのでも、相対的には旧車の方が良いです。
何が言いたいかというと、省エネ住宅だからと言って必要以上にエネルギーを使わない。
家族が居間にいる時、台所の電気付いていませんか?
お風呂に入っている時、脱衣場の電気消していますか?
寒いからといって、薄着なのに暖房温度上げてませんか?
暑い時は扇風機やサーキュレーターを有効に使っていますか?
玄関に風除室はありますか?(ないと出入りする度に外気の影響を受ける。ここは設計側ですが)
等々・・・
省エネ住宅だからこそ、冷暖房も効率的に効くので、生活習慣も節エネが必要です。
まとめ
省エネ住宅は、色々な面で必要とされています。
しかし数値に拘り過ぎると初期投資(建築費)は上がり易いので、相対的に計画をしないとなりません。
それに、この数値だけでは体感的に快適かどうか難しい面もあります。
先程の風除室の有無、調湿効果のある漆喰・珪藻土の壁、足触りの良い無垢の床板、視覚的にも香りも良い無垢の板張り(壁や天井)、照明計画、空間の演出(天井高さ等)、よい意味で四季を感じられる家づくりも重要だと考えます。
しかし数値に拘り過ぎると初期投資(建築費)は上がり易いので、相対的に計画をしないとなりません。
それに、この数値だけでは体感的に快適かどうか難しい面もあります。
先程の風除室の有無、調湿効果のある漆喰・珪藻土の壁、足触りの良い無垢の床板、視覚的にも香りも良い無垢の板張り(壁や天井)、照明計画、空間の演出(天井高さ等)、よい意味で四季を感じられる家づくりも重要だと考えます。